江戸末期の創業。創業当初は日本橋茅場町で蚊帳の製造・販売業を営んでいたが、三代目惣次郎のころから、御簾(みす)の製造・販売に転身し、現在に至る。 神社、仏閣用の御簾(みす)、茶席や茶室用のすだれ、及び座敷すだれを製造する一方、国立博物館所蔵の大名駕籠用御簾(みす)の修復をも手がける。 芝居の道具としては、三代目惣次郎の代に、先代長谷川勘兵衛のころの長谷川大道具を通して製造して以来、藤浪小道具を通して舞台の御簾(みす)やすだれ、竹本の床の御簾などを製造している。